2015年5月29日、アジア・太平洋地域の国防閣僚らが集まってシンガポールで行われた「アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)」で、シンガポールのリー・シェンロン首相が日本、中国、韓国の歴史認識問題を批判しました。
「日本は過去の過ちを認識し、日本国民も右翼学者や政治家の極端な歴史解釈を拒否するとはっきり言うべき」「日本は一般的な言葉で戦争への謝罪を表明はしているが、慰安婦や南京大虐殺については、はっきりしない態度をとってきた」とした上で、中国、韓国に対しても「日本に謝罪を繰り返し求めるべきではない」「戦争の歴史は、将来の世代に日本を永続的に敵視させるようなことに使われるべきではない」と批判しました。
以下、海外の反応。
・なんで中国も韓国も過去のことにこだわってるんだ?
・ようやく正論を言える人が出てきた。
・彼の言うことは正しい。第二次世界大戦は大昔のことだし、日本は何度も謝罪をしてきた。謝罪にこだわってるのは中国だけ。
・中国はこの人の言うことをよく聞くべき。
・正論だな。今は何より中国を問題視するべき。
・リー・シェンロンも父親のリー・クワンユーと同様、日本には媚びへつらうのか。
日本軍のシンガポール占領直後、シンガポールの華僑を抗日的と日本軍が見なしたため、日本軍は各所に検問所を設け、18歳~50歳の成年男子を漏れなく取り締まり、好ましからざる分子(華僑義勇軍、共産党員、抗日団体に所属する者、蒋介石政権への献金者・抗日軍への資金援助者)を重点的に検証したうえで選抜・処刑した。選抜を短期間に行うという無茶な命令のため、実際の選別は極めて杜撰なものであり、服装がこぎれいなインテリである等の理由で選抜された人が数多い。選別後は集団でトラックに乗せて海岸で機銃掃射する等の手荒な方法によって、多くの無実のシンガポール華僑が虐殺された。リー・クアンユー自身も当時、日本軍のトラックに乗せられかけたが、機転を利かせて逃げたために、危うく虐殺を逃れたことを述べている。
いっぽうで、日本語と中国語の学習を始め、翌1943年から1944年までの間、日本側と協働して、昭南特別市の報道部において、連合国の通信を盗聴した内容を翻訳する業務に従事した。
・国外に敵を作る方が政治家としては便利だからな。
・日本が何を言おうと、中国共産党は戦争についての非難を止めることはない。愛国心を煽るのに使えるからな。
・日本、中国、韓国の関係はこのところ良くなってきている。多くの中国人が日本に旅行に行っているし、韓国人は日本製品を買うようになってきた。
・アメリカも奴隷制度があったことなんて忘れてるもんな。
・ユダヤ人がヒトラーを許せるか?ドイツ人は許しても、ヒトラーを崇拝するドイツ人は許せないだろ。
・100年経ってもドイツ人はナチスがした行為を知っている。日本人は日本人がした行為を知らない。
・中国はチベットに謝罪したのか?
・戦争中に実際に生きてた人なんてもうこの世にほとんどいないだろ。
・歴史ってのは過去にどういう事実があったのかを知ることができる、重要なものなんだよ。それを軽視するのはよくない。
・問題はアジアの国々が何度も謝罪を求めてることだけじゃなく、日本の右翼の政治家が慰安婦や南京大虐殺を否定していることだよ。
・過去のことは過去のこととして忘れろよ。
・中国は過去に生きてるからな。
・第二次世界大戦のことは忘れて、第三次世界大戦の話をしたいのかな?
・今まさに、中国は第二次世界大戦のときの日本になろうとしてるからな。
・日本、中国、韓国が歴史認識の問題で言い争っている本当の理由を知ってるくせに。
出典:Asia should put WWII behind it: Singapore PM