受動喫煙による健康リスクが注目を集めるなか、日本禁煙学会の作田学理事長が2017年1月31日、2020年の東京オリンピックに向けて受動喫煙防止策の徹底を求めていくと外国特派員協会の会見で発表しました。
作田氏は、日本は、先進国の中でたばこ規制・受動喫煙防止への取り組みが遅れているとし、その理由について、政府が30%の株式を所有している日本たばこ産業(JT)(2914.T)が大手メディアの広告主となっていることや、同社の幹部ポストが財務省の天下り先となっていることが背景にあると指摘した。
2020年五輪に向け受動喫煙防止策の徹底求める=日本禁煙学会日本禁煙学会の作田学理事長は31日、外国特派員協会で会見し、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックが、タバコの煙のない「スモークフリー」な環境で行われるよう働きかけていく、と述べた。
また政府は、屋内での喫煙を原則として禁止する法案を今年の3月に提出する方針です。
最も厳しい「敷地内禁煙」の対象は、未成年者や患者が利用する小中高校や医療機関。社会福祉施設、大学、官公庁、バス、タクシーなどは「屋内禁煙」とする。飲食店やホテル内、駅・ビルの共用部分、鉄道の車内も屋内禁煙とするが、喫煙室の設置は認める。喫煙室は室内を密閉したり外部に煙を排出したりする設備などの基準を定める。
ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170131/k00/00m/040/123000c#csidxf2dabaf2dc34019b03bfa901033ed92
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以下、海外の反応。
・日本が受動喫煙防止対策に真剣に取り組むとは思えない。
・なぜ日本はこんなに清潔なのに、受動喫煙防止に関しては意識が低いんだ?
・受動喫煙の危険性を無視してるのは日本人らしくないね。
・一度、日本の居酒屋で隣の席にタバコを吸っている人がいて、僕が「できれば煙を吐き出すときにこっちを向かないでほしい」と言ったら凄く嫌な顔をされた。それがいつまでも忘れられない。
・なんで日本では、道でタバコを吸うのはダメなのに、室内で吸うのは問題ないんだろう?
・日本人って、タバコを吸うときは礼儀を忘れてもいい、と思ってるよね。それが自分達がリラックスする方法なんだから仕方がない、みたいな。
・JTと政府の利害が一致してるから禁煙が進まないんだよ。その気になればいつでもできたのに、今までしてこなかったのは政府にとって都合がいいから。
・JTは日本で7番目に大きい企業なんだよな。日本はフランスやスペインには負けるけど、先進国の中で最も喫煙率が高い国の一つだ。まだまだ日本が禁煙に向けて動くとは思えない。
・日本では居酒屋から家に帰ると必ず自分の服にもタバコの臭いが残ってるんだよな。なぜ受動喫煙による健康のリスクがこんなに無視されているのか理解できない。喫煙者が自分の肺を壊すのはいいけど、他の人にまで迷惑をかけるなよ。
・学校や病院では受動喫煙防止のために禁煙にするのはいいと思うけど、レストランやバーなどはその店でそれぞれに決めさせればいいと思う。
・喫煙者が減るのはいいことだと思うよ。アメリカでも受動喫煙防止対策には時間がかかったけど、今ではいろんな場所でタバコが禁止されてる。
・70年代の映画を見ると、レストランやバー、職場、電車やバスの中でもタバコを吸ってるけど、今ではそんな場所では絶対に吸えない。アメリカではタバコの広告を公共の場に貼ることは禁止されてる。日本はまだまだ時間がかかりそうだね。
・それでも日本の方が平均寿命は長いんだよ。
・受動喫煙よりも大気汚染の方が圧倒的に健康に悪い。