イギリスの統一地方選挙は2016年5月5日に投票が行われ、ロンドン市長に労働党から出馬したサディク・カーン氏が当選、EU加盟国の首都の市長としては初めてのイスラム教徒の市長が誕生しました。
元人権派弁護士だったサディク・カーン氏は約131万票を集め、約99万票だった保守党のザック・ゴールドスミス氏を破りました。カーン氏の父親はパキスタンからイギリスに移民してきたバス運転手。一方、ゴールドスミス氏の父親は億万長者の実業家、ジェームズ・ゴールドスミス。
5日に実施されたロンドン市長選挙で、労働党のサディク・カーン氏(45)が当選確実となったことが6日、判明した。
カーン氏は移民の息子で、元人権派弁護士。保守党ザック・ゴールドスミス氏(41)との事実上の一騎打ちに勝ち、初のイスラム教徒のロンドン市長が誕生する。
イスラム教徒初のロンドン市長誕生へ、労働党カーン氏当確5日に実施されたロンドン市長選挙で、労働党のサディク・カーン氏(45)が当選確実となったことが6日、判明した。
By National Archives – http://webarchive.nationalarchives.gov.uk/20100115161848/http://www.dft.gov.uk/press/ministers/sadiqkhan, OGL, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=20518698
以下、海外の反応。
・これは素晴らしいことだね。
・始まったか…
・新聞の見出しがイギリスとアメリカで全然違う。イギリスでは「カーン氏がゴールドスミス氏を破り、ロンドン市長に」で、アメリカでは「ロンドン市長に初めてイスラム教徒が当選」
・ロンドンではイスラム教徒が市長に選ばれ、一方のアメリカではドナルド・トランプが圧倒的な支持を得ているのか。
・アメリカにはイスラム教徒の市長も議員もたくさんいるよ。大統領は黒人だし、その他の少数民族も公的機関で重要な役職に就いてる。
・ロンドン市民は政策で市長を選んだら、それがたまたまイスラム教徒だったってだけだ。
・アメリカ人はカーン氏がイスラム教徒だということにこだわるけどね。ゴールドスミス氏やカーン氏の方針を知らないんだろう。
・誰もカーン氏の信仰なんて気にしてないよね。イギリスでは宗教はそれほど問題じゃない。
・僕も投票に行ったけど、カーン氏がイスラム教徒だなんてことは全く知らなかった。
・選挙運動でイスラム教徒であるということを主張してイスラム教徒からの票を集めようとは全くしてなかったんだよね。
・ロンドン市民の12%はイスラム教徒だけど、ニューヨーク市はわずか2%しかいない。
・ゴールドスミス氏よりはカーン氏の方がいいからね。
・ゴールドスミス氏みたいなクソにならなくてよかった。
・カーン氏は市長にふさわしいと思うよ。僕は前から好きだったし、当選してくれて嬉しい。
・彼の宗教は問題ではないよ。これからロンドンをどう変えてくれるのかが大事。
出典:Reddit