『君の名は。』のあるシーンが『虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜』や『時をかける少女』に出てくるシーンと似ていることが話題になっています。以下がそのシーンを比較した動画ですが、左側が『虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜』と『時をかける少女』で、右側が『君の名は。』です。たしかに似ているような気もします。
この騒動に対して、『虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜』の宇田鋼之介監督は「パクリではない」との見解を示しました。
久し振りに虹色ほたるで検索したら、うーん・・・てな事になってる。
私個人の意見として、劇場で見た時に「あれ?」とはなったけど、だからどうだということはないです。
監督の中でキチンと変換されていればそれはオリジナル。パクリという言葉で片付けるのは違います。— 宇田鋼之介 (@tanusuke45) 2017年7月26日
以下、海外の反応。
・僕も作家なんだけど、あえて他の作品から着想を得た部分を含むように作るんだ。それを読者から指摘されたときは「よく気づいてくれた」と嬉しくなる。それをパクリだと言って騒ぐのは無粋だよ。
・これだけではパクリとは言えないね。オマージュか、ただの偶然だね。
・オマージュっていうほど似てないと思うけどね。
・『時をかける少女』の方は偶然だろうな。『虹色ほたる』の方はオマージュだろう。
・『虹色ほたる』を過去に観たことがあって、無意識のうちに似せてしまった、ということはあるかもしれない。
・これに騒ぐくらいならディズニーの映画が他のいろんな映画からパクっているシーンについて騒ぐ方がいいと思うが。
・カメラワークが似てるだけだろ?それだけではパクリとは言えない。
・キャラクターの動きは全く違うよね。左の方が生き生きとしてる。
・一コマ一コマの動きまで全く一緒ならパクリだけどね。動きは全然違う。
・カメラワークが同じだけでパクリと言われたら、実写映画はもう何も撮れないよ。いろんな映画が『ジョーズ』のカメラワークを真似てるし、『ジョーズ』も『めまい』の影響を受けてるし。
・こういうのってイースター・エッグみたいなものなんじゃないの?
イースター・エッグ(Easter egg)とは、コンピュータのソフトウェア・書籍・CDなどに隠されていて、本来の機能・目的とは無関係であるメッセージや画面の総称である。ユーモアの一種。多くの場合、企画・開発スタッフの一覧などが隠されているが、ちょっとしたゲームなどの場合もある。また、アニメーションや音楽を伴って表示されることもある。
・アニメなんて無数に作られているんだから、こんなことはいくらでも起こり得ることだろ。
・芸術は全てリミックスだよ。
・そんなことより『君の名は。』のブルーレイを早くアメリカで発売してくれ。
出典:Kotaku