映画監督の鈴木清順氏が2017年2月13日、慢性閉塞性肺疾患のため東京都内の病院で亡くなっていたことがわかりました。93歳でした。「清順美学」と呼ばれる独特の映像表現は海外での評価も高く、1980年の『ツィゴイネルワイゼン』ではベルリン国際映画祭で審査員特別賞を受賞しました。
1923年(大12)生まれ。48年に松竹入り、54年に日活に移籍し、56年「港の乾杯 勝利をわが手に」で監督デビュー。赤木圭一郎主演の「素っ裸の年齢」、小林旭主演「関東無宿」、渡哲也主演「東京流れ者」、高橋英樹主演「けんかえれじい」など独特の色彩感覚を生かした作品で人気を集めた。のちにカルト的な人気となった67年「殺しの烙印」を最後に「分からない映画ばかり撮る」と日活を解雇されたが、71年に裁判の末に和解。77年「悲恋物語」で監督業に復帰した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170222-00000102-spnannex-ent
以下、海外の反応。
・また偉大な人物が逝ってしまった。今日は僕が持ってる鈴木清順映画を全部見よう。
・みんな、今すぐ手を止めて『殺しの烙印』を見るんだ。
・僕は去年、鈴木清順作品に出会ったばかりだったのに。『殺しの烙印』で日活映画にハマって抜け出せなくなった。
・ちょうど昨日、『殺しの烙印』を買ったばかりだったんだけど。
・悲しすぎる。今日は鈴木清順映画を見ようかな。
・『殺しの烙印』と『東京流れ者』が良いよね。また改めて見直さないと。
・『東京流れ者』を初めて見たときのことをはっきりと覚えている。技術的にはイマイチなんだけど、すごく好きなんだよな。
・鈴木清順は興味深い監督だよね。色と音の使い方が独特なんだ。個人的に好きなのは『肉体の門』かな。
・僕が初めてみたのは『刺青一代』だったな。スタイリッシュな映像に衝撃を受けた。
・鈴木清順氏は僕の人生を変えた数少ない映画監督だ。日本ヌーヴェルヴァーグの監督の中でも最も興味深い。彼のいない映画史は想像できないよ。
日本ヌーヴェルヴァーグ(にっぽんヌーヴェルヴァーグ、日本ヌーベルバーグとも、英語The Japanese New Wave)は、1950年代末から1970年代初頭に出現した日本の映画監督などからおこった、日本映画の内部におけるムーヴメントである。
・『探偵事務所23 くたばれ悪党ども』はマジで面白かったな。
・最近、やっと鈴木清順氏の映画を知ったところなんだよな。もっとアメリカで彼の作品をリリースしてほしい。