2014年度に児童相談所が対応した児童虐待の件数は、前年度比20.5%増の8万8931件で過去最高を更新したことが厚生労働省のまとめでわかりました。児童虐待件数は統計を取り始めた1990年度から24年連続で増えているそうです。
対応件数の増加について厚労省は、１３年８月にきょうだいが虐待された子どもも「心理的虐待」を受けたと判断して児相が対応するようにしたことや、親が子どもの前で配偶者に暴力を振るう「面前ドメスティックバイオレンス（ＤＶ）」も警察が虐待として児相に通報するようになったことが主な要因とみている。厚労省は「増加件数としてはこれまでで一番多く、重く受け止めている。軽微な通報も増え、初期のうちに対応できるようになったともいえる」と説明している。
元児童相談所長でNPO法人「児童虐待防止協会」の津崎哲郎理事長は、児童虐待件数の増加は経済的な困窮と家庭の孤立が進んでいることに原因があるとしています。
経済的な困窮のほか、社会的に孤立した家庭、離婚や再婚による複雑な家庭、未熟な親の増加など、虐待が発生しやすい環境は広がってきている。格差の拡大や都市化による家庭の孤立は進んでおり、今後も児童虐待の件数は増加するだろう。
以下、海外の反応。
・貧困が原因？日本は発展途上国じゃないだろ。日本の路上で物乞いをしている子供がいるか？
・日本にも職をなくしてホームレスになった人が何人も路上で生活してるよ。そして一人親の子供ってのは大体、黙って耐えているもんだ。
・東京にはたくさんホームレスがいたよ。
・でも家族でホームレスになってるのは見たことない。
・日本は本当の貧困を知らないだろう。
・日本にも貧困はあるんだよ。
・貧困は今、世界中に広がっているよ。どこの国の政府も貧しい人からより多くの税金をとるから。
・日本のドキュメンタリーで生活に困っている一人親の家族を特集してたのを見たことあるな。
・でもそういう人達でも一日三食はちゃんと食べてるだろ？
・日本には見えないけども経済的に困窮している家庭がたくさんある。日本で生き残るのは本当に大変なんだよ。
・これがアベノミクスの結果だよ。大企業が記録的な利益を生んで、一部の人だけが豊かになってるけど、大部分の家庭は経済的に困窮している。
・貧富の差が広がれば広がるほど、政府はより金持ちに擦り寄って、他の人はより貧しくなる。そうして格差は広がっていく。
・こうして数字に表れてる件数は氷山の一角なんだろうな。
・年々、児童虐待の件数は増えてるのか。日本の闇だな。
・2015年の日本の児童虐待は9万件らしいけど、このページによるとアメリカの児童虐待は300万件。
・きっとこの先も増え続けるだろう。
