イギリスのEU離脱を回避できる可能性「議会の承認が必要」と裁判所の判決…海外の反応

イギリス、ロンドンの高等法院は2016年11月3日、政府がEU離脱を正式に通知する前に、議会承認が必要だとの判決を下しました。これに対して政府は最高裁に上訴する方針のようです。この判決で離脱交渉の開始時期が遅れる可能性が浮上し、また理論上は議会がEU離脱を阻止することも可能になります。

メイ首相は正式な離脱交渉を開始するためのEU基本条約(リスボン条約)第50条発動について、政府は議会の承認なく行えるとし、来年3月までに離脱通知を行い交渉を開始する方針を表明していた。

判決を受けメイ首相は報道官を通して、来年3月末までに交渉を開始するとの計画に変更はないとし、今回の判決を受け離脱交渉をめぐる日程が変更されることはないとの見解を表明。

報道官はまた記者団に対し「今回の件は英国の国内法に関するものであり、EUの法律には関係ない」とし、政府が上訴した後、最高裁で決着するとの見方を示した。

英高等法院、EU離脱に議会承認必要と判断 手続き遅延の可能性
ロンドンの高等法院は3日、英国が欧州連合(EU)離脱手続きを正式に開始するためには議会の承認が必要になるとの判決を下した。これに対し政府は上訴するとしており、離脱交渉の開始時期が遅れる可能性が出てきた。

リスボン条約(リスボンじょうやく)は、既存の欧州連合の基本条約を修正する条約。改革条約(かいかくじょうやく)とも呼ばれる。本条約の正式な名称は「欧州連合条約および欧州共同体設立条約を修正するリスボン条約」。2007年12月13日にリスボンのジェロニモス修道院において加盟国の代表らによって署名され、2009年12月1日に発効した。

リスボン条約 – Wikipedia

イギリスのEU離脱は2016年6月24日に行われた国民投票の結果、離脱賛成が52%、反対が48%の賛成多数で可決されていました。

英EU離脱 どう変わる日本と世界

以下、海外の反応。

 

 

・イギリスのEU離脱を止める方法がどこかにあるはずだと思ってたけど、本当にあって嬉しい。

 

・安心したよ。まだEU離脱を止められると決まったわけじゃないけど、ハードルがもう一つあったのは良かった。

 

・やっぱりね。ブレグジットの国民投票をやり直すんじゃないかと思ってたよ。

 

・また世界経済が混乱するぞ。

 

・でもこれって司法が民主主義を冒涜してるってことなんじゃないの?

・やっぱり統治権を女王に返すべきだな。

 

 

・でもEU離脱に対するイギリスの世論は変わったんだろうか?

・世論はそんなに変わってないはず。でも議会の75%は残留派に変わった。

 

 

・これで議会がEU残留を決定したら、相当な数の国民が暴動を起こすんじゃないの?

 

・国民投票の結果を覆ることがあり得るってこと?民主主義って何?

 

・僕は国民投票で残留に投票したんだけど、これでもしEUに残ることになったら、そもそも国民投票の意味がなかったことになるんじゃないの?

・国民投票には元々そんなに拘束力はないんだよ。

・国民投票なんて国民に意見を求めるだけのものだからね。

 

 

・こんなの最初からわかってたことだろ?議会の承認なしにEUを離脱できるわけがない。

 

・僕は残留に投票したんだけど、これでもし本当にEUに残留が決まったら、イギリスはもっと誇りを失うんじゃないかな。

 

・ゴールポストが動いたのか。

 

・国民の意見なんか関係なく、議会がやりたいようにやるってことじゃねえか。

 

・昔、イングランド内戦が始まった状況に似てるな。

 

・エリートが国民の意志に反対するようになったら、革命を起こす時間だ。

 

 

出典:Reddit

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