イスラム教におけるラマダーンの月が2016年6月6日から始まったことを受け、中国の新疆ウイグル自治区の各政府機関は断食を禁止する通達をウェブサイトに掲載しました。断食禁止の対象となるのは公務員と学生、子供のようです。中国では毎年、同自治区での断食行為を禁止しています。
昨年はトルコ政府から批判の声が挙がっていました。
トルコ外務省は今週「(ウイグル族が)断食やそれ以外の信仰行為を禁止されているとの報道について、トルコ世論は悲しみをもって受け止めている」との声明を出した。同外務省は駐トルコ中国大使に対し、「深い憂慮の念」を伝えたという。
中国・新疆でラマダン中の断食制限か トルコ政府が反発中国西部、新疆ウイグル自治区の学校や地方政府機関の一部で、イスラム教のラマダン(断食月)期間中に断食が禁止されていると伝えられる問題で、トルコ政府などが批判の声を上げている。 - (1/2)
ラマダーン(またはラマダン)(アラビア語: رمضان ペルシア語: 発音:Ramazan )は、ヒジュラ暦の第9月。この月の日の出から日没までのあいだ、イスラム教徒の義務の一つ「断食(サウム)」として、飲食を絶つことが行われる。「ラマダーン」を断食のことと誤って捉える人も少なくないが、ラマダーンとはあくまでもヒジュラ暦における月の名である。
以下、海外の反応。
・公務員と学生、子供だけだろ。全員が禁止じゃない。
・断食が禁止されてるなら、「腹が減ってないから」と言って食べなければいいだけだろ?
・もしダイエットしてて、夜にしか食べないならどうなるの?食事を摂らない理由なんて誰も気にしないんじゃないの?
・食べるのを禁止するのはわかるけど、食べないのを禁止するのは意味がわからん。
・腹が減ってたら仕事の効率が下がるからね。
・公務員が勤務中に断食するのがダメってことだろ。警察官や警備員が空腹だったら仕事できないからじゃないの?
・別に全員に禁止してるわけじゃない。断食という行為はイスラム教の中でもそこまで大事なものじゃないし、病人や赤ん坊は断食するべきじゃないし。
・あと若者や障害者は断食しなくてもいいんだよね。
・あと旅行者もしなくていい。
・ラマダンってイスラム教の国ではいろいろと問題にもなるんだよな。ラマダンの時期はGDPも落ちて、生産性も落ちて、事故率も上がるし、夜中にたくさん食べるから心臓発作も起きやすくなる。
断食といっても、1ヶ月間という期間を完全に絶食するわけではなく、日没から日の出までの間(=夕方以降から翌未明まで)に、一日分の食事を摂る。この食事は普段よりも水分を多くした大麦粥であったり、ヤギのミルクを飲んだりする。
旅行者や重労働者、妊婦・産婦・病人、乳幼児など合理的な事情のある場合は、断食を免除されるなど、ひと口に「断食」と言っても、その適用範囲にはある程度の柔軟性と幅を持つ点にも注意が必要である。
・中国政府はイスラム教が嫌いなのかな。
・これは政治の問題だよ。中国政府が新疆ウイグル自治区に圧力をかけたいんだ。ウイグル族のアイデンティティであるイスラム教を消し去ろうとしてるんだよ。
・中国政府は基本的に宗教に対して否定的なんだよな。宗教は政府から権力を奪うから。