中国国際航空(Air China、エアチャイナ)の機内で配られる雑誌、「WINGS OF CHINA」に人種差別的な内容が掲載されているとして世界中から非難の声が挙がっています。
その内容とは、ロンドンに旅行する人へのアドバイスとして、「ロンドンは基本的には安全であるが、インド人、パキスタン人、黒人が住んでいる地域には注意すること」と書いてあります。「WINGS OF CHINA」の2016年9月号に掲載されていたということです。
A piece of advice in Air China inflight magazine. What does @MayorofLondon think? @CNBCi @SeamusConwell @cnbcSri pic.twitter.com/u7SGfiyuXA
— Haze Fan (@journohaze) 2016年9月6日
この文言を発見し、ツイッターに投稿したジャーナリストのHaze Fanさんによれば、「WINGS OF CHINA」側から中国国際航空に対して謝罪文が送られたとのことです。
#AirChina magazine issued apology over #London safety tips incident @CNBCi @MayorofLondon (statement translated) pic.twitter.com/pdueka2pBl
— Haze Fan (@journohaze) 2016年9月8日
中国国際航空(ちゅうごくこくさいこうくう、中国語: 中国国际航空股份有限公司、英語: Air China)は、中華人民共和国の航空会社でナショナル・フラッグ・キャリア。中国語での略称は国航(グゥオハン)。
以下、海外の反応。
・人種差別じゃないか。酷すぎる。
・中国人って本当に外国人が嫌いだよね。
・逆にロンドンの人達に「中国人観光客に気をつけろ」って教えてやろうぜ。
・「インド人、パキスタン人、黒人が住んでるエリア」ってロンドンの大部分じゃないか。
・ロンドンの住民のうち、白人は40%だけだからね。
・いっそのこと「中国人は中国以外の国に行かないように」してくれよ。そうすればみんな喜ぶ。
・むしろ犯罪率でいえば、インド人街の方が安全なんだけどな。ロンドンの中心地の方が危ない。
・一番危険なのは酔っ払いの白人フーリガンだがな。
・たしかに人種ごとに犯罪率は違うけど、インド人は犯罪率が高い人種じゃないと思う。
・むしろロンドンで安全な地域を探す方が難しいぞ。
・人種差別的なのを除けば、どこの地域が危険で、どこの地域が安全かを教えるのは正しいとは思うが。
・でも実際にこのアドバイスって正しいんだろうか?
・今のロンドンには特定の人種だけが集まってる地域はもうない。
・問題は「貧しいかどうか」なんだよな。貧民街はたしかに危ないよ。
・「貧民街は危ない」というのなら正しいと思うが、特定の人種に言及するのはただの偏見だ。
・カナダのトロントもヤバイって教えてやれよ。トロントの住民のうち半分は国外から来た人だよ。
・でも中国人観光客のおかげでヨーロッパの観光地が潤ってるのは間違いないんだよな。
・観光客が金を落としてくれるなら何でもいいよ。